開催日:2018年9月29日〜30日 会場:二松学舍大学(東京)
【総合テーマ】東アジア文化の交響
◇第1日目◇
開会式
[司会]:藏中しのぶ(大東文化大学)
・開会の辞(二松学舍大学 塩沢一平)
・挨拶(日本支部会長・明星大学 古田島洋介)
・挨拶(中国支部会長・浙江工商大学・二松学舍大学 王 宝平)
・挨拶(韓国支部会長・中央大学校 李 澯旭)
・廻り生(華道家元池坊 高橋華風)
基調講演
・韓・中・日の定型詩歌の交響(韓国支部会長・中央大学校 李 澯旭)
・木宮泰彦の日中文化交流史研究と中国(中国支部会長・浙江工商大学・二松学舍大学 王 宝平)
・日韓の固有文字をめぐって―仮名・ハングル・神代文字―(日本支部会長・明星大学 古田島洋介)
特別講演会
・釈孔の哀しみと美(東アジア比較文化国際会議名誉会長・文化勲章受章 中西 進)
◇第2日目◇
研究発表
〈第1会場〉テーマ:文学A
[司会]彭 佳紅(帝塚山学院大学)・鈴木道代(国学院大学)
・「谷蟆のさ渡る極み」考(関東学院大学大学院研究生 室根淳子)
・発表題目未掲載(北星学園大学 于 永梅)
・『古事記』八千矛神における「阿多多弖」(華中師範大学外国語学院 占 才成)
・『万葉集』大伴家持の述懐歌(国学院大学 鈴木道代)
・記紀万葉とジャポニスム(奈良県立万葉文化館 井上さやか)
・藤原定家の「麗しき様」における美学的特質(蘇州大学外語学院 李 東軍)
・『日本漢詩話集成』の内容体例について(南開大学文学院 趙 季)
・日中「娘子」の比較・・・・・・万葉集・大伴家持の歌を中心にして(二松学舎大学 塩沢一平)
・日本文化思想史における「核心」と「異端」―加藤周一・丸山真男の「今日的な」探究―(帝塚山山学院大学 彭 佳紅)
・『列朝詩集』と朝鮮詩史の構築(北京師範大学文学院中国古代文学研究所 張 德建)
〈第2会場〉テーマ:文学B
[司会]辰巳正明(国学院大学名誉教授)・大谷 歩(奈良県立万葉文化館)
・東アジアと防人歌(小田原短期大学 神宮咲希)
・新羅使と長屋王の餞宴詩(奈良県立万葉文化館 大谷 歩)
・島崎藤村の『紅楼夢』抄訳における賈瑞のイメージの変化について―「物の哀れ」の視点から―(湖南大学外国語・国際教育学院 宋 丹)
・紅楼夢の受け入れの二傾向:『牡丹亭』と『金瓶梅』(高麗大学校大学院生 朱 埈永)
・梁建植と中国古典小説の翻訳―『三国演義』の翻訳を中心に―(梨花女子大学校中語中文学科学院 鄭 宣景)
・韓中日の住(住居)文化と文化意識(南ソウル大学校 安 圻洙)
・唐詩の伝来と受容――杜甫の詩意図を中心に(東京大学東洋文化研究所訪問研究員 趙 仁熙)
・夏目漱石の中国現代散文に対する影響について(福建師範大学文学院 欧明俊)
・菅原道真詩に見える滑稽的情趣(元国学院大学 波戸岡 旭)
〈第3会場〉テーマ:歴史・史料
[司会]中尾瑞樹(関西大学研究員)・毛利美穂(関西大学研究員)
・『和漢三才図会』と『本草綱目』―「河湖有鱗魚」類の配列をめぐって―(大東文化大学大学院生 楊 亜麗)
・『訓蒙図彙』と『本草綱目』―寛文版本の成立をめぐって―(大東文化大学院生 楊 世瑾)
・貝原益軒撰『大和本草』における「民生日用」の思想―朱子学との関係から―(大東文化大学大学院生 郭 崇)
・医書のなかの古典―医療人文学構築序説―(関西大学研究員 中尾瑞樹)
・ツバキの医療人文学的考察―『万葉集』巻第12・3101番歌を中心に―(関西大学研究員 毛利美穂)
・清末日本の蚕糸業学校における中国人留学生に関する研究(京都大学大学院生 王 怡然)
・近代日本の留華学生について(遼寧師範大学教育学院特聘教授 譚 皓)
・清代中国人の日本に対する呼称の移り変わり(浙江工商大学東方語言文化学院 呂 順長)
・献身の代価――韓国戦争における中国軍捕虜の帰国以降の生き様(中央大学校 孫 準植)
・張謇の『東游日記』を読む(華東理工大学人文学院 衛 春回)
・谷応泰『明史紀事本末』における万暦朝鮮の役の歴史記録(南開大学歴史学院 孫 衛国)
〈第4会場〉テーマ:思想・言語
[司会]山口敦史(大東文化大学)・尹 仙花(華中師範大学外国語学院)
・策彦周良の『謙斎南遊集』について(南開大学外国語学院大学院生 陳 茜)
・朝鮮通信使と新井白石―新井白石撰『東雅』における『東医宝鑑』受容から―(大東文化大学院生 賀 耀明)
・梁啓超によるカント哲学の翻訳・紹介と明治日本(浙江理工大学外国語语学院 李 亜)
・十巻本系廿巻本系『和名類聚抄』鬼神部と『唐韻』(華中師範大学外国語学院 尹 仙花)
・東アジアにおける仏陀誕生霊異記の受容と変容(渤海大学外国語学院 劉 九令)
・近世東アジアの「通事」について(浙江工商大学東方語言文化学院 許 海華)
・中日両国語における「性向語彙」についての対照研究――「働き者」を中心に(蘇州大学外国語学院 施 暉)
・中国語の近代化をめぐって――梁啓超の論説文と近代日本の論説文との比較を例として(同志社大学日本語・日本文化教育センター 李 長波)
・清末宣教師たち創作した法律用語と日中言語接触(大東文化大学 吉田慶子)
・『日本霊異記』の神仏習合思想(大東文化大学 山口敦史)
〈第5会場〉テーマ:民俗・芸術
[司会]藏中しのぶ(大東文化大学)・安保博史(群馬県立女子大学)
・葬式における宗教者の関与と役割―中国青海省湟中県の場合―(国学院大学大学院生 李 生智)
・山の花と死者霊祭祀(国学院大学大学院生 伊藤新之輔)
・『蝦夷島奇観』にみるアイヌ衣服(昭和女子大学大学院生 五関美里)
・昔話に見られる餅(国学院大学大学院特別研究生 カウシカ)
・津堅島の厄除け儀礼(国学院大学大学院特別研究生 鈴木慶一)
・中国ミャオ族の「嘗新節」と日本の「新嘗祭」(貴州大学外国語学院 李 国棟)
・近代東アジアにおける民族概念の形成と展開(山東大学東北亜学院博士修了 柴 琳)
・元曲『梧桐雨』と謡曲『楊貴妃』の比較について(華中科技大学外国語学院 曾 誠)
・音楽から人間関係を読み解く―「源氏物語」 の分析を中心に―(桐朋学園大学非常勤講師 平間充子)
・東アジアと『南総里見八犬伝』(群馬県立女子大学 安保博史)
・犬坂毛野と傀儡子、犬村角太郎と獅子―竹田からくり『石橋』『船弁慶』と『南総里見八犬伝』口絵賛の意匠―(大東文化大学 藏中しのぶ)
〈第6会場〉テーマ:文学・文化
[司会]山田直巳(成城大学)・丹羽 香(中央学院大学)
・久能山東照宮蔵「三十六歌仙扁額」と「北野清水谷哥仙」―歌仙和歌本文と散らし書きの書式から―(大東文化大学非常勤講師 オレグ・プリミアーニ)
・江芸閣『書翰集』について(華東師範大学外語学院 唐 権)
・東亜における翻訳のバッソオスティナート―〈同文〉とは何か―(浙江理工大学外国語学院 徐 青)
・近代日本における「幽玄」――「日本的なもの」への道程の再考―後藤朝太郎の中国庭園に関する言説から―(武漢理工大学・大阪大学大学院生 周 堂波)
・壬辰(一九〇二)歳、紀伊の瓊醤(たまみそ)の漢詩と大韓帝国の張燕(大手前大学 丹羽博之)
・清末駐外使臣文学の中の東洋、西洋と南洋(シンガポール国立教育学院・南洋理工大学 王 兵)
・クロスボーダーと遊移―明治三大漢文中国見聞録について―(山東大学文学院助理研究員 葉 楊曦)
・張斯桂『使東採風集』の見た明治日本(南開大学外国語学院 劉 雨珍)
・1970年代の韓国Rock音楽の展開過程に現れた美国Pop音楽の受容様相と大衆音楽の政治性(中央大学校人文大学 崔 栄袗)
・十八世紀朝鮮燕行使と清人交流詩文集《日下題襟集》の内容及び価値分析(南ソウル大学校 劉 婧)
総括・総会
・総括(日本支部会長・明星大学 古田島洋介)
・総括(中国支部会長・浙江工商大学・二松学舍大学 王 宝平)
・総括(韓国支部会長・中央大学校 李 澯旭)
・総括(東アジア比較文化国際会議名誉会長・文化勲章受章 中西 進)
・総会 三国事業報告 2020年中国大会計画(中国支部会長・浙江工商大学・二松学舍大学 王 宝平)
閉会式
・閉会の辞(元日本支部会長 波戸岡 旭)