2010年東アジア比較文化国際会議・日本大会

開催日:2010年10月23日〜24日 会場:奈良県立万葉文化館・橿原ロイヤルホテル(奈良)

【総合テーマ】東アジア世界における新たな文化共同体の構築―日・中・韓の文化に見る普遍性と固有性を迴って―

基調講演

・「奧の細道」と杜甫「登岳陽楼」と(国学院大学  波戸岡 旭)
・文化批評と東アジア文化の発展(復旦大学  胡 令遠)
・韓日両国の中国小説受容様態の比較(高麗大学校  崔 溶徹)

平城遷都1200年特別公演

・東アジア文化の成熟(奈良県立万葉文化館館長  中西 進)
・詩人と和尚(作家  莫 言)
・韓中日文化の接点(梨花女子大学校名誉教授  李 御寧)

研究発表※日本支部会員分のみ掲載

・万葉集恋歌における神事的要素(毛利美穂)
・『懐風藻』侍宴詩の神仙思想(佐野あつ子)
・中国擬古楽府•擬古詩と日本万葉集(塩沢一平)
・始発期の菅原道真について―『顕揚大戒論序』の読みを通じて―(佐藤信一)
・大伴家持の防人歌と中国離別詩(鈴木道代)
・林椿の「漁夫」詩考(朴 美子)
・日本漢詩 近代化の萌芽と挫折(古田島洋介)
・中島敦と中国、朝鮮(渡邊晴夫)
・朴燕巌の読書法―朱熹の読書法との比較―(陳 毅立)
・万葉集における神樹文化(渡邊明子)
・「高天原」源流考(中尾瑞樹)
・東アジアにおける卵生神話の受容について(項 青)
・古代文学における祟りと祭祀(舟木勇治)
・服部宇之吉の孔子教提唱について(丹羽 香)
・『日本霊異記』と東アジアの仏教―浄土信仰を中心に―(山口敦史)
・『延暦僧録』の「天皇菩薩伝」と「居士伝」(藏中しのぶ)
・男の世界に生きた女流詩人薛濤―ジェンダーの視点から―(徐 送迎)
・近世の女性における孝と貞(岩谷めぐみ)
・人心を見守る目―吉備真備の学んだ兵法―(西地貴子)
・古代日本の旬儀と近衛府の奏楽―古代中国の定期入朝制との比較を通じて―(平間充子)
・菊のイメージの変遷―明治期を中心に―(土屋知子)
・日本古代における「門」の属性(城崎陽子)
・日本・韓国における火葬と散骨(犬飼公之)