ISBN978-4-7879-5514-2
目 次
・巻頭言――学会の過去と未来の夢 ・・・・・・・・・ 中西 進
■東アジア比較文化
・融合(Fusion)――韓国文化をめぐる仮説 ・・・・・・・・・ 中西 進
・漢文訓読は解釈・翻訳なのか?―『論語』学而「有朋自遠方来」の訓読再考― ・・・・・・・・・ 古田島洋介
・軽太子と衣通王―『万葉集』の視点、周作人の視点― ・・・・・・・・・ 井上さやか
・『遊仙窟』の贈答詩―中国少数民族の対歌習俗から考える― ・・・・・・・・・ 曹 咏梅
・人心を見守る目―吉備真備の学んだ兵法― ・・・・・・・・・ 西地貴子
・『源氏物語』桐壺巻「あやしきわざ」考 ・・・・・・・・・ 毛利美穂
・『三国遺事』に探る弥勒像の成立―「新羅花郎」を媒介として― ・・・・・・・・・ 山田直巳
・常世は何処か―古代中国の江南地方を仮説として― ・・・・・・・・・ 王 凱
■東アジア比較文学
・『毛詩』課本劇謡曲「周南」考述 ・・・・・・・・・ 王 暁平・曹 咏梅(訳)
・日中韓国文学における王献之「青氈」逸話の受容 ・・・・・・・・・ 丹羽博之
・大伴家持と漢詩文―安積皇子挽歌と「反対(はんつい)」― ・・・・・・・・・ 塩沢一平
・立山二賦の成立―家持と池主の越中賦をめぐって― ・・・・・・・・・ 鈴木道代
・「達哉楽天行」の詩境
―『荘子』の「達生」及び馬祖禅の「達道」の「達」との関連― ・・・・・・・・・ 波戸岡 旭
・菅原道真の対句・数詞表現について
―安倍興行との間に用いられた対句および数詞、故実のいくつかを通じて― ・・・・・・・・・ 佐藤信一
・象潟の風景―芭蕪の西施の句をめぐって― ・・・・・・・・・ 新間一美
・近世俳諧と白居易諷諭詩―『蠧集』第三歌仙発句考― ・・・・・・・・・ 安保博史
・『嵯峨日記』の「夢」論をめぐって ・・・・・・・・・ 塚越義幸
・二葉亭四迷の選択―その選択を支えた漢学と外国語― ・・・・・・・・・ 渡邊晴夫
・近現代日本作家の「仮名文学」としての漢詩
―夏目漱石・井伏鱒二・加藤周一の漢詩受容― ・・・・・・・・・ 彭 佳紅
・韓国近代作家盧天命の作品「下宿」考察
―翻訳された日本語の作品との比較を中心として― ・・・・・・・・・ 朴 美子
■東アジア仏教文化
・世間の無常を厭へる歌―僧中の古歌をめぐって― ・・・・・・・・・ 大谷 歩
・日本における『金剛般若経』信仰と霊験記の普及
―『金剛般若経集験記』と古代日本― ・・・・・・・・・ 山口敦史
・奇異について ・・・・・・・・・ 辰巳正明
・跋文 ・・・・・・・・・ 古田島洋介
・執筆者紹介